Tips & ベストプラクティス
より良いクエリの書き方、クロスプラットフォーム分析、ルーティンの構築、データセキュリティのコツを紹介します。
より良いクエリの書き方
結果の質は、質問の質に左右されます。ここで紹介するテクニックを使えば、Pressoから的確で実用的な回答を引き出せます。
期間を明示する
必ず明確な期間を指定しましょう。期間がないと、Pressoが推測することになり、意図しない結果になる場合があります。
| あいまい | 具体的 |
|---|---|
| 「売上はどう?」 | 「過去14日間の日次売上を見せて」 |
| 「ROASは?」 | 「2025年3月のGoogle AdsのROASは?」 |
| 「トレンドは?」 | 「過去8週間の週次売上を比較して」 |
日付は自然言語で指定できます。「過去7日間」「今月」「2025年Q4」「1月1日から1月31日」などの表現に対応しています。
比較を求めてインサイトを引き出す
数字だけでは良し悪しの判断が難しいものです。必ず比較期間を指定して、指標が改善しているのか悪化しているのかを把握しましょう。
今週の売上を先週と比較して
今月のGoogle AdsのROASを先月と比較して
過去7日間のコンバージョン率は30日平均と比べてどう?
効果的な比較パターン:
- 期間比較: 今週 vs 先週、今月 vs 先月
- プラットフォーム比較: Google Ads vs Meta Adsのパフォーマンス
- セグメント比較: モバイル vs デスクトップ、新規 vs リピーター
- チャネル比較: オーガニック vs 有料トラフィックのコンバージョン率
ビジュアルをリクエストする
チャートを使うとトレンドやパターンが一目でわかります。時系列データやカテゴリの比較を確認するときに活用しましょう。
過去30日間の日次売上の折れ線グラフを作って
キャンペーン別の広告費を棒グラフで比較して
流入元別のコンバージョン率をチャートにして
チャートは、テーブルでは見えにくい緩やかな変化や季節パターンを見つけるのに特に有効です。
必要な指標を名指しする
見たい指標を具体的に挙げましょう。指定しないと、欲しい数字ではなく一般的な概要が返ってくることがあります。
売上トップ10商品を見せて。販売個数、平均販売価格、
返品率も含めて。
Google Adsのキャンペーン一覧を、過去30日間の
広告費、クリック数、コンバージョン数、CPA、ROASと一緒に見せて
クロスプラットフォーム分析
Pressoの最大の強みは、複数のデータソースを横断して分析できることです。通常は複数のダッシュボードを行き来しないと見えない全体像を、ひとつの会話で把握できます。
データソース間の相関分析
複数のプラットフォームにまたがる質問で、データ間の関連性を明らかにしましょう。
過去30日間のShopify売上とGA4セッション数を並べて見せて。
トラフィックの推移と売上の推移は連動している?
Google Adsが報告する売上と、Google Ads UTMパラメータが
付いたShopify注文の実際の売上を比較して
Search Consoleの上位キーワードのうち、売れ筋商品ページへの
トラフィックを多く集めているのはどれ?
フルファネル分析
ファネル上流(広告、検索)とファネル下流(注文、売上)のデータを組み合わせます。
Google Adsの上位5キャンペーンについて、フルファネルを見せて:
インプレッション、クリック、GA4のセッション、カート追加、Shopifyの注文数
GA4のセッション数は多いがShopifyのコンバージョン率が低い
流入元はどれ?どこで見込み客を取りこぼしている?
アトリビューション比較
先月のGoogle Ads、Meta Ads、GA4がそれぞれ報告する
コンバージョン数を比較して。どのくらい差がある?
プラットフォーム間のアトリビューションの違いを理解すると、より正確な予算配分ができるようになります。
質問を重ねて深く分析する
ひとつの質問ですべてを得ようとするのではなく、段階的に質問を重ねて必要なインサイトにたどり着きましょう。
ファネルアプローチ
まず全体を見て、そこから深掘りしていきます。
- 概況把握:
「先週のストアのパフォーマンスはどうだった?」 - 特定:
「最も大きく変動した指標はどれ?」 - 調査:
「その指標を流入元別に分解して」 - 原因特定:
「その流入元で何が変わった?」 - アクション:
「改善するには何をすべき?」
比較アプローチ
まず比較して、それから原因を探ります。
- 比較:
「主要指標を今週と先週で比較して」 - 絞り込み:
「売上が落ちている。商品カテゴリ別に分解して」 - 分析:
「エレクトロニクスが落ちている。個別商品を見せて」 - 検証:
「在庫の問題?該当商品の在庫レベルを確認して」
フォローアップの活用
回答を受け取った後、コンテキストを繰り返さずに絞り込めます。
- 「直近7日間だけに絞って」
- 「コンバージョン率順に並べ替えて」
- 「前週比の変化率カラムを追加して」
- 「同じデータをMeta Adsで見せて」
- 「それをチャートにして」
ルーティンを作る
定期的なチェックを習慣にすることで、問題を早期に発見し、データに基づいた意思決定を継続的に行えます。
推奨する確認頻度
| 頻度 | 確認内容 | クエリ例 |
|---|---|---|
| 毎日 | 売上、注文、在庫アラート | 「サマリー:昨日の売上、注文件数、在庫切れ商品」 |
| 毎週 | パフォーマンス推移、広告効率 | 「週次レポート:売上推移、売れ筋商品、プラットフォーム別ROAS」 |
| 毎月 | ビジネス全体のレビュー、顧客指標 | 「月次レポート:売上、トラフィック、広告、顧客分析」 |
| 四半期 | 戦略レビュー、チャネルROI | 「Q1レビュー:チャネル別売上、顧客LTV推移、前年比」 |
毎日のチェックテンプレート
毎朝ひとつのプロンプトで始めましょう。
朝のチェック:昨日の売上と注文件数を先週の同じ曜日と比較して。
在庫10個以下で昨日3個以上売れた商品はある?
不正リスクの高い注文は?
週次レビューテンプレート
先週の週次レビュー:
1. 売上、注文件数、平均注文単価(前週比)
2. 日次売上チャート
3. 売上トップ5商品
4. Google AdsとMeta Adsの広告費とROAS
5. 改善した点トップ3と悪化した点トップ3
パフォーマンスのコツ
クエリの最適化
- 具体的なデータを求めましょう。
「過去7日間の日次売上を見せて」のほうが「ストアの全情報を教えて」より高速です。 - 結果件数を絞りましょう。 ハイライトだけで十分なら
「売上トップ10商品」のほうが「全商品を売上順で」より速く返ってきます。 - 不必要に長い期間を避けましょう。 12か月分の日次データは、30日分よりも時間がかかります。必要な粒度だけをリクエストしましょう。
データソースの優先順位
レスポンスが遅い場合は、接続しているデータソースの数を確認しましょう。外部プラットフォームへのクエリごとにレスポンス時間が加算されます。速度が重要なときは:
- 複数ソースをまとめて聞くのではなく、ひとつずつ順番に聞く
- 大きなクロスプラットフォーム分析は、焦点を絞った個別の質問に分割する
- 最も重要なデータソースから先に聞く
コンテキストの管理
- セッションはひとつのトピックに集中させると、最も良い結果が得られます
- 多くのデータリクエストで会話が長くなったら、新しいセッションを始めてコンテキストの制限を回避しましょう
- 新しい分析に入る前に、それまでの発見をまとめておきましょう
セキュリティのベストプラクティス
データアクセス
- PressoはOAuthトークンを使ってデータソースに接続します。トークンのスコープは可能な限り読み取り専用に設定されています。
- Pressoはお客様のECデータを保存しません。データは質問のたびにリアルタイムで取得され、セッション終了後は保持されません。
- 各データソースの接続は独立しています。Shopifyを接続しても、Google Adsのデータへのアクセスは付与されません。その逆も同様です。
認証の管理
- Pressoのアカウント設定で、接続済みのデータソースを定期的に確認しましょう
- チームメンバーが退職した場合は、そのメンバーのPressoアクセスを無効化し、必要に応じてデータソースを再接続して認証情報を更新しましょう
- 接続先の各プラットフォームには、強力で一意なパスワードを使用しましょう
結果の共有
- Pressoの出力を他者と共有する際は、売上、顧客情報、広告費などの機密ビジネスデータが含まれている可能性に注意しましょう
- エクスポートしたCSVファイルやレポートには生データが含まれます。安全に管理してください
- 顧客の個人を特定できる情報が写り込んだスクリーンショットの共有は避けましょう
アクセスコントロール
- 日常のワークフローで必要なデータソースだけを接続しましょう
- 接続済みのインテグレーションを定期的に確認し、使わなくなったものは切断しましょう
- 不正アクセスの疑いがある場合は、すべてのデータソースを切断し、再接続して新しいトークンを生成してください