基本的な使い方

質問の仕方、レスポンスの見方、PressoとClaude Codeの活用方法を学びます。

質問の仕方

PressoはMCP(Model Context Protocol)を通じて、ECデータソースとClaude Codeを接続します。操作は自然言語で質問を入力するだけ。特別な構文やクエリ言語は必要ありません。

アナリストに話しかけるように聞く

Pressoを使いこなすコツは、隣にいるデータアナリストに話しかけるように質問することです。知りたいことを具体的に伝え、必要な背景情報も添えましょう。

過去7日間の売上合計と注文件数を見せて
先月、販売個数ベースで売れ筋トップ10の商品は?
過去30日間のGoogle AdsとMeta AdsのROASを比較して

具体的に聞く

あいまいな質問にはあいまいな答えしか返ってきません。詳しく聞くほど、実用的な回答が得られます。

こう聞くより...こう聞こう
「売上どう?」「過去14日間の日次売上を前週比で見せて」
「広告データを見せて」「今月のGoogle Adsキャンペーン上位5つをコンバージョン数で見せて」
「何か問題ある?」「在庫10個未満で、先週20個以上売れた商品はある?」

期間を指定する

質問には必ず期間を含めましょう。Pressoは自然言語での日付指定に対応しています。

  • 相対日付: 「過去7日間」「先月」「今四半期」「直近30日」
  • 具体的な日付: 「1月1日から1月31日まで」「2月14日の」
  • 比較: 「今週と先週」「2月と1月を比較」
GA4の過去14日間のセッション数を、その前の14日間と比較して見せて

レスポンスの見方

Pressoは質問内容に応じて、さまざまな形式でデータを返します。Claude Codeが最適な形式を自動で選びますが、特定の形式をリクエストすることもできます。

データテーブル

商品リスト、注文サマリー、キャンペーン指標など構造化されたデータは、テーブル形式で返されます。

今月の売上トップ5商品を見せて

商品名、販売個数、売上金額、平均注文単価などのカラムを含むテーブルが返されます。

分析とインサイト

「なぜ」「何が起きた」といった質問には、Pressoが関連データを取得し、Claude Codeが分析を提供します。

先週コンバージョン率が下がった原因は?

Claude Codeは流入元、ランディングページのパフォーマンス、デバイス別の内訳などを調べ、考えられる原因を特定します。

チャートとビジュアル

データの視覚的な表現をリクエストすることもできます。Claude Codeは対応環境でチャートを直接生成できます。

過去30日間の日次売上のチャートを見せて
今月の全キャンペーンの広告費を比較する棒グラフを作って

よく使うクエリパターン

Pressoは、EC運営者が日常的に必要とするさまざまなクエリパターンに対応しています。

期間ベースのクエリ

特定の期間の指標を取得したり、時系列でトレンドを追いかけたりできます。

昨日の売上合計は?
過去3か月間の週次注文件数を見せて
直近90日間の平均注文単価のトレンドは?

比較クエリ

期間同士、プラットフォーム間、キャンペーン間、セグメント間の指標を比較できます。

今月の売上を先月と比較して
過去30日間のGoogle AdsとMeta AdsのCPAを比較するとどう?
今週のモバイルとデスクトップのコンバージョン率を比較して

上位/下位クエリ

あらゆる切り口でベストパフォーマーとワーストパフォーマーを見つけられます。

今月の売上トップ10商品は?
今四半期でROASが最も低い5つの広告キャンペーンは?
Search Consoleでクリック率が最も低い検索クエリ下位10件は?

しきい値・アラートクエリ

特定の条件に該当する項目を抽出できます。

在庫が5個未満の商品はどれ?
日額100ドル以上使っていてROASが1.0未満の広告キャンペーンはある?
過去30日間で売上ゼロの商品は?

複数データソースの活用

Pressoの最大の強みは、1つの会話の中で複数のデータソースを横断してクエリできることです。通常は別々のダッシュボードで見るデータを関連づけて分析できます。

クロスプラットフォーム分析

先月のGoogle AdsとMeta Adsの広告費とROASを並べて見せて
過去7日間のShopifyの売上とGA4の売上を比較して
Shopifyで最も売れている商品のうち、オーガニック検索トラフィックが多いのはどれ?

ステップを踏んだ分析

関連する質問を順番に聞くことで、全体像を組み立てられます。

  1. まず全体を把握: 「先週のストアのパフォーマンスはどうだった?」
  2. 注目ポイントを特定: 「売上を流入元別に分解して」
  3. 詳細を掘り下げ: 「有料検索を牽引しているGoogle Adsキャンペーンを見せて」
  4. アクションにつなげる: 「ROASから見て、どのキャンペーンの予算を増やすべき?」

同じ会話内では、前の回答のコンテキストが引き継がれるため、フォローアップがスムーズです。

フォローアップと深掘り

最初の回答を受け取った後、さらにデータを掘り下げるフォローアップ質問ができます。Claude Codeは会話全体のコンテキストを保持しているので、同じことを繰り返す必要はありません。

ドリルダウン

→ 「先月のカテゴリ別売上を見せて」
→ 「エレクトロニクスカテゴリを商品別に分解して」
→ 「その一番売れた商品の返品率は?」

ピボット

→ 「今週のセッション数上位の流入元を見せて」
→ 「それぞれの流入元のコンバージョン率を見せて」
→ 「オーガニック検索セグメントの平均注文単価は?」

絞り込み

→ 「先週の全注文を見せて」
→ 「そこから100ドル以上の注文だけに絞って」
→ 「そのうちリピーターの注文は何件?」

エクスポートと共有

Claude Codeはデータをエクスポートや共有しやすい形式に整形できます。

形式を指定する

先月の売上データをCSVテーブルで出力して
今週のパフォーマンスをメールに貼れる形式でまとめて
上位キャンペーンをレポートに使えるMarkdownテーブルにして

ファイルに保存

Claude Codeでは、結果を直接ファイルに書き出すこともできます。

月次売上レポートを ./reports/monthly-revenue.csv としてCSVファイルに保存して

セッションのコツ

  • 新しいトピックには新しい会話を。 広告分析から在庫調査に話題を切り替えるときは、新しいセッションを始めると前のコンテキストに惑わされません。
  • 関連する質問は同じセッションで。 フォローアップやドリルダウンは、前のコンテキストが残っているほうがうまくいきます。
  • 目的を最初に伝える。 「先週火曜日にコンバージョンが落ちた原因を調べたい」のように伝えると、Claude Codeが最初から適切なデータを取得できます。
  • 最後にまとめを依頼する。 深い分析の後は、主要な発見と推奨アクションのサマリーをClaude Codeに頼みましょう。